慶應義塾 主将ご挨拶

主将 朝日捷太

春暖の候、第90回早慶レガッタが隅田川にて開催されるにあたり、ご尽力くださった諸先輩方、ならびに大会関係者の皆様に部員一同を代表して心より御礼申し上げます。

 

私達、慶應義塾は強敵早稲田相手に3連敗を喫しています。私自身、一昨年の敗戦を経験し、早慶戦特有の雰囲気とプレッシャーの元、一騎打ちを勝ちきる難しさを痛切に感じました。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止となり、雪辱を果たす事ができませんでした。勝って初めて「強い慶應」を体現できます。勿論、私達は敗けたままボート人生を終えるつもりはありません。

 

現在男子部員は26人、早慶戦には対校、第2含め18人出場するのでより個々のレベルアップが求められました。そのため、チーム一人一人が「打倒」の意識を強くもち、勝利に繋げる冬の厳しい練習に取り組んで参りました。

 

本年は新人戦、遠漕が中止になったことで、昨年より1ヶ月早く全部員が艇庫入りをしました。年内は慶應の漕ぎの確立と漕手の一体感をより高めるためフォア、エイトを中心に低強度ロングメニューで技術改善に取り組みました。併せて、例年の1日2部制の練習スケジュールに1周走を加えて3部制とすることで練習量を上げ、持久力向上に取り組みました。年始はシングル、ペアで長距離を漕ぎこむ中、練習から並べを実施することで競争相手に負けまいとする闘争心を植え付けつつ、フィジカル強化を図りました。

 

更に、コックスを中心に上級生から下級生までの全員の漕ぎの指導とリギング数値の見直し、Stravaというアプリを使った各漕手の練習量、練習強度の徹底管理を行い、選手一人一人のレベルアップを図りました。また、マネージャー陣による新メニューの考案や不人気メニューの入れ替えにより艇庫ご飯が更に美味しくなり、田邉ヘッドコーチの厳しい練習メニューを乗り越えられる躰作りができました。

 

この半年間、強敵早稲田を「打倒」することだけを考え、選手一同互いに切磋琢磨して厳しい研鑽を積んで参りました。監督、コーチ、OB・OG、保護者の方々に三年ぶりの勝利をお届け致します。

 

全身全霊で隅田を漕ぎきり、桜橋を最初に通過することをここに誓い、私のご挨拶とさせていただきます。