慶應義塾 監督ご挨拶

慶應義塾體育會端艇部 監督 二見 高司 (平成元年慶大卒)

本日、第95回早慶対校競漕大会が無事に開催されますこと、両校のOB・OGの皆様を始めとした関係各位のご尽力に深く感謝申し上げます。

 我が慶應義塾體育會端艇部は、1889年創部後、戦争や災害などの様々な困難な中においても、福澤精神の「気品の泉源、智徳の模範」を身に付け、人格的に成長し社会の先導者になることを目的に活動して参りました。

 昨年は、全日本大学選手権終了後に、これまで多くの諸先輩が築きあげられた伝統と文化を確認し、学生自らが「OUR VALUES」を制定し、合宿生活における細部にまで拘った行動規範や安全管理規定作成のもと、ボートという競技を通して自身がどの様に成長できるのか、チームとしてのあるべき姿を考える時間を設けました。敢えてこれらの時間を設けたことから、例年通り、ただ単に乗艇練習を繰り返すことでは得られなかった気付きを発見し、更なる成長と飛躍へ繋がったものと信じています。

私が学生時代にご指導を賜った当時の鈴木壮治監督に、「伝統とは、古き力を克服する新しい力なり」という言葉を頂きました。今、学生たちは、自ら考え、そして行動に移し、正に新しい力を吹き込んでいます。そして何よりも勝利に飢えています。

この晴れの大舞台で、早稲田という好敵手と一騎打ちが出来るという喜びを噛みしめ、正々堂々と挑みます。どうぞ、ご声援を宜しくお願い致します。