早稲田 監督ご挨拶

 幾多の名勝負とボート競技の魅力を発信してきた早慶レガッタは、今年88回目になりました。早慶レガッタを迎えるにあたり、関係機関・地域・両校運営委員会、保護者の皆様のご協力に、改めて深く感謝を申し上げます。我が国のボート発祥の地であります「隅田川」というロケーションを与えて頂き、身が引き締まる思いであります。

 過去2年間、早稲田クルーは3種目優勝をいたしましたが、夏の大学選手権では男子エイト優勝から3年間遠ざかっております。よきライバルである慶應クルーとともに日本ボート界の頂点を目指すことが、早慶レガッタの究極の目的でもあると考えています。 また女子ボート競技が全国の大学・社会人に普及し、早稲田一強の時代ではなくなりました。昨年一年ぶりに大学女子総合優勝を奪還しましたが、今年はまず早慶レガッタでの一勝から大切に積み上げ、頂点を目指す所存です。

 建学の祖、大隈重信候は、「諸君は必ず失敗する。成功があるだろうが、成功より失敗が多い。失敗に落胆するな。失敗に打ち勝たねばならぬ」と残されました。私自身、オリンピック・ムーブメントでもある「より速く、より長く、より強く」を求めて、ここ3年間は試行錯誤の連続でした。特に早稲田の戦力像から、体格差や力の差を跳ね返せる効率のよいボートの進め方に注視してきました。私は大学時代にご指導頂いた村瀬監督から、勝利のために「人のやらないことをやる」発想を学び、今もこの試行錯誤は続いています。早稲田勝利のため部員と共に飽くなき探求をし、その「解」を模索する所存です。

 

 

早稲田大学漕艇部監督 内田大介(昭和54年卒)

 

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