早稲田 監督ご挨拶

スポーツの祭典、東京オリンピック・パラリンピックがまもなく開幕します。この記念すべき年に開催地である東京都隅田川において早慶レガッタを迎えられることに、改めて関係機関・地域・両校運営委員会の皆様に深く感謝を申し上げます。

2016年、私は希有な縁をきっかけに、欧州小国のオリンピックメダリストとそのコーチに巡り会いました。男子無差別級の選手としては日本の大型選手とほとんど身長が変わらない彼らが、世界の頂点に立ち続けられることに深い興味を抱きました。

その過程で1990年代TheBoatRaceでケンブリッジ大学を7連覇に導き、また英国、スイス、ニュージーランドなどの多くの選手を世界選手権・オリンピックの頂点に立たせてきたHarryMahonコーチのスタイルを知るに至りました。残念ながら彼はシドニーオリンピックで英国男子エイトを優勝させた翌年に急逝し、その足跡を辿ることは容易ではありませんでした。

私は40年間のボート指導の中で、常に「知恵とアイデア」で強者に勝つことを信条としてきました。体格やパワーで勝る選手のスピードを上回るために、その集大成として彼のスタイルを追い求めています。

ここ数年、早慶レガッタ対校エイトでは幸運にも勝利してまいりましたが、どちらのクルーが勝利してもおかしくない僅差のレースでした。

今年の慶應クルーは例年にも増して、大型でパワフルであり経験豊富です。この強敵に勝利するには、学生自身が主体的に日々の努力を積み重ねるしかありません。

今年の学生のスローガンは「ProgresswithCREW」です。CREW=「C」Challenge、「R」Responsibility、「E」Effort、「W」Will。このCREWと共に記念すべき年の全てのレースで、さらなる高みを目指す所存です。

 

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