大会委員長ご挨拶

河合 史貴 (平成9年慶大卒)

 

第90回早慶対校競漕大会(早慶レガッタ)の開催にご理解とご協力を賜りまして、心より厚く御礼申し上げます。

 

開催に際し、早慶レガッタ運営委員会を代表いたしまして、ご挨拶申し上げます。

 

本大会は明治38年(1905年)5月8日に隅田川向島において第1回大会が開催されました。以降、2度に亘る中断や開催地の変更などの難局を乗り越えて、昭和53年(1978年)には、発祥の地である「隅田川」に戻り、今年で90回目を迎えます。昨年の大会は、まさに新型コロナウィルス感染症が拡大する中、両校執行部、台東区、墨田区、中央区、江東区、東京都、警視庁、湾岸警察署、所轄警察署、東京消防庁など関係諸官庁の皆さまと大会直前まで協議を続け、苦渋の決断ではありましたが、選手および、関係各位の安全を最優先に考え、大会運営委員会として中止を決定いたしました。昨年度の最上級生に対しては、年に一度の隅田川の舞台を用意することが出来ず、今でも悔しい気持ちを拭うことはできませんが、彼らは歴史上稀な環境下において、両校の学生として、そしてボート競技者として、一年を乗り越えたことを貴重な経験とし、4月からの社会人生活において大いに活躍して欲しいと願っています。

 

それを引き継ぐ両校の後輩学生たちは、今まで経験をしたことが無い、感染症拡大という環境下において、一時は在宅でのトレーニングや、リモートでのトレーニングなどを駆使し、秋・冬と合同での練習が再開されてからは、体を徹底的に鍛え、クルーでの漕ぎこみを行い、部内での競争を勝ち抜き、そして日々の感染症対策を徹底した生活を経て、今日という日を迎えています。

 

運営委員会としては、新型コロナウィルス感染症拡大が継続する中、第90回大会に出場するすべての選手が安心かつ、安全にレースに集中できる環境を整えるべく準備をして参りました。一方で、従来のように、隅田川の両岸より多くの皆さまからご声援を頂くという事はせず、無観客を前提として、多くの皆様の安全かつ、楽しく早慶レガッタを観戦をしていただくために、早慶レガッタホームページでのライブ動画配信環境を今まで以上に強化をすべく準備を行って参りました。

 

また、伝統の一戦をこのボート競技の聖地「隅田川」で本年復活して開催させて頂けるのは、両校関係者の労力はもとより、台東区、墨田区、中央区、東京都、警視庁、湾岸警察署、所轄警察署、東京消防庁などの関係諸官庁、東京都公園協会、屋形船東京都協同組合、中央隅田漁業協働組合、国土交通省下水道部、日本下水道協会、下水道広報プラットフォーム、並びに公共河川である隅田川を日頃利用されている地元の皆様の深いご理解とご支援の賜物でございます。

 

さて、早慶レガッタは早慶関係者のみならず、幅広く多くの方にも「春の風物詩」として認知されておりますが、昨年6月には、隅田川に新たな橋、「すみだリバーウォーク」が誕生し、東京スカイツリー、雷門、浅草寺といった墨堤両岸の繋がりも強まり、周辺の賑わいは一層増してきております。英国のオックスフォード大学、ケンブリッジ大学の対校戦、米国のハーバード大学、イェール大学の対校戦と並ぶ、「世界3大レガッタ」として、この早慶レガッタを一級河川で行われる日本随一の長距離の対校戦として、今後も地元の皆様と共に育て、幅広く多くの方々が親しみを感じ、愛されるレースにしていきたいと考えております。両校選手諸君には各校の名誉をかけ、互いが全力を出し合い、競い合うことを期待しています。

 

最後になりますが、本大会の運営費用を支える広告、協賛を頂きました企業、団体、個人の皆様、ご後援頂きました国土交通省下水道部、日本下水道協会、下水道広報プラットフォーム(GKP)、東京都建設局、台東区、墨田区、中央区、江東区、他様々なご協力を頂きました地元町内会、ウォーターリスクマネジメント協会、レース当日の船舶航行にご配慮を頂いております諸団体の皆様、準備・運営に労力を注いだ早慶両校役員・関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

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早慶対校競漕委員会 委員長

河合 史貴