競漕規則

❶本レガッタは日本ボート協会競漕規則により行なわれるが、下記の事項が規則に抵触するときは下記の事項を優先して適用する。

❷レースコースはスタートからゴールまでの各地点のリミット標識を順に結んだ線の内側とし、そのコースの中心線から本部側を1レーン、反対側を2レーンとする。

❸クルーは予め指定された自己のレーン内を競漕すること、又、橋げたに掲げられた自己のレーンのランドマークの下を通過すること。特に、リミット標識の通過に当たっては、相手クルーがそのレーンを通過するのに十分な余地を残すこと。ゴールまでの全てのリミット標識の内側を通過しないクルーは失格とする。

❹クルーが相手クルーのレーンに入って相手クルーを妨害していると審判が認めたとき、及び、接触の恐れがあるときは、審判はそのクルーに白旗、及び、マイクにより進行方向の変更を指示する。

❺審判は、審判の指示に従わないクルー、及び、相手クルーのレーンに入って勝敗に影響する接触を起こしたクルーをレース中、又は、レース終了後に除外とすることがある。

❻審判は次の場合にレースの中止を命ずることがある。レースの中止は赤旗、及び、鐘によって知らせる。スタートから最初の100メートル以内で外的要因による事故が発生したとき。荒天、その他の理由によりレースの続行が不可能と認められたとき。

❼コックスはレース前にスタート地点、及び、ゴール地点を入念に確認しておくこと。又、スタート予定時刻の5分前にスタート位置についていること。尚、コックスはユニフォームを含め男子は55kg 以上、女子は50kg 以上とする。

❽*最重要* 沈没事故が発生した場合は、その艇の選手は安全を唯一の目的とし、艇を離れずに救助艇の到着を待つこと。

❾本レガッタヘの参加資格、及び、メンバーの変更については別に定める。        

>各レースの実施可否については、以下の基準を目安に運営委員長の判断をもって一時中断またはレースの中止を決定する。

(大会実施判断基準)  継続的に白波が立ち、波が艇のガンネル(艇の縁)を超えて大量に浸水し、自力漕行が不可能となる可能性が高いとき

>審判長注意(下記事項につき各クルーは再確認のこと)

 1.安全のため、各クルーは発艇員に対し、到着申告を5分前までに必ず行い、発艇員からレーンの割当てを受けること。レーンの割当て後は、発艇時間のコールが聞こえる範囲で自己のレーンを使用して練習すること。

2.スタート5分前にはステッキボードにつけ始め、ついてからも漕ぎ続けて流されないようにすること。また、衣類等をウォーターマンに預ける場合はそれ以前に行っておくこと。

3.流れが強く、ステッキボード付けは、静水時の倍以上の時間がかかることをよく確認すること。また、ステッキボード付けは上流からバックで行うこと。

4.天候、流れの状態により、発艇時刻が早まることがあるのでそのつもりで準備すること。

5.発艇猶予は競漕規則通り受け付けない。スタート2分前以降はいつ発艇号令がかかってもよいような状態にして待機していること。

6.隅田川は、一般観光客船の往来があるため、各クルー共ステッキボードより上流の自己のレーン内にて練習すること。特に吾妻橋には遊覧観光船発着所があるので厳守すること。

7.コースをはずれても、「自己を有利にする」或いは「他艇への妨害・接触」がなければペナルティーは課さないが、次の事項に注意すること。

⑴橋げたに掲げられたランドマークの下を必ず通過すること。  (通過しない場合は規定の距離を漕了していない為失格となるので注意。) 

⑵各橋げたに掲げられたランドマーク間を直線で結んだものが最短コースとなる。  (インコースを回っても橋げたではランドマークまで戻らなければならないので却って遠回り。)

⑶通常のレースと違い、接触を防ぐための進路指示を行うので従うこと。(勝敗よりも安全が優先。)

8.レースに関して異議がある場合はゴール通過後審判艇から白旗が揚がりレースが成立する前に行うこと。レース成立後、陸上では受け付けない。