慶應義塾長ご挨拶

慶應義塾長 伊藤 公平(平成元年慶大卒)

 

 今年も、早慶対校競漕大会を開催する運びとなりました。本大会の開催ならびに発展に多大なるご支援、ご協力を賜っております、墨田区、台東区、中央区、江東区、東京都、国土交通省ならびに警視庁、東京消防庁の関係者の皆様、後援・協賛団体や企業の皆様、近隣地域の皆様に深く感謝申し上げます。また両校の部長、監督、コーチングスタッフ、OB・OGをはじめ関係者の皆様のご尽力にも、心から御礼申し上げます。

第92回大会では男子対校エイト、第二エイトでともに本塾が勝利を収めることが出来ました。これは選手諸君の奮闘はもちろんのこと、応援指導部のリードの下、観客席から必死に応援してくださった義塾社中の力によるところも大きいと思います。

今年の慶應義塾端艇部のスローガンは「傑出」です。強みを伸ばし自信を身につけ、練習面のみならずあらゆることで「傑出」し、慶應の成長を見せることで、応援する皆さんへ感動を与えてください。

昨年は対校エイト並びに第二エイトで見事勝利を収めることができましたが、今年の早稲田はより一層練習を積み重ね挑んでくることでしょう。今年も一層の応援で慶應クルーを盛り立てて、昨年は早稲田に敗れたクルーのリベンジも含めて今年も必ず勝利を呼び込みましょう。

早慶レガッタは隅田川の春の風物詩として、誰もが認める大会に成長し、地元の方々のご協力と、多くの人々に支えられ開催されてきました。両校の選手ともに、これまで練習で培った力の全てを出し切り、悔いのない戦いをしてくださることを期待しております。自粛生活を乗り越え、今後も地域に密着した歴史ある学生スポーツとして、ますます発展していくことを願っています。

両校の選手諸君の健闘を祈り、エールを送ります。