慶應義塾 HCご挨拶

慶應義塾體育會端艇部 HC 田邉 保典 

今年も早慶レガッタの季節が巡って来ました。ボートシーズン幕開けでもあり、両校にとってのプライドをかけた戦いが切って落とされようとしています。

昨年はスタートの勢いそのままに、中盤、後半と危なげない展開で無事、勝利を収めることができ、大きな喜びと達成感を味わいましたが、その喜びはすぐに冷め、我々は新たな目標に向かって、日々練習に励んできました。

その目標は全日本、インカレで結果を出すことはもちろんですが、この早慶戦の連覇をすることに他なりません。

そのためには、昨年以上の努力が必要です。

真冬の川での練習は、本当に厳しかったと思います。寒さで体が思うように動かず、タイムも伸びない。

そんな中でも学生達は諦めずに、粘り強く練習を続けてきました。

また、毎週行ったタイムトライアルは、個々人のモチベーションを高め、さらには練習の質とテクニックを高めてくれました。

タイムトライアルの結果をもとに、自分の課題を明確にし、皆が改善に努めてこれたと感じています。

また小仲監督指示のもと、足回りの繋がりをより良くするための工夫、パワーカーブの測定、メンタリティの講習等、次々と手を打たれ、常に最高の状態で練習に臨めるよう努めて頂きました。

さあ、やる事、やれる事はやってきました。あとは如何に覚悟を決めて挑めるか、己との戦いに打ち克てるか。そして楽しめるかです。

貪欲に勝利を目指し、この舞台で舞える事に感謝し、チャレンジし続けて下さい!

 

最後になりましたが、関係各位のご尽力により本大会が無事開催出来る事に深く感謝の意を申し上げ、私の挨拶とさせて頂きます。