慶應義塾 HCご挨拶

慶應義塾體育會端艇部 HC 田邉 保典 

 

 我々の人生の大きな舞台である、伝統の早慶戦の季節が巡ってまいりました。

 2年目となった小仲監督体制のもと、厳しい冬の試練を乗り越え、いよいよその本番を迎えます。

 学生たちは、これまで日々の練習で培ってきた体力と技術を最大限に発揮するため、今なお向上心を持ち続け、進化の途中にいます。

 昨年の悔しさを胸に滾らせ、チーム一丸となって雪辱を果たすべく、全員が強い覚悟を持ち戦って参りました。

 この一年、選手たちは水上だけではなく、普段の生活の中でもコミュニケーションを密に、互いに刺激し合い過ごして参りました。そのようなところから、お互いを信じ、支え合い、タフな練習に耐え抜いてこれたのだと思います。そしてそのなかで生まれた繋がりは、彼らの大きな支えになっていることと思います。

 監督をはじめ、各コーチ、マネージャーの熱い思い、そしてOB・OGの皆さま、父兄の皆さまからの心からのご支援に感謝しつつ、精一杯、戦います。

 隅田川の激しい水しぶきの中で、選手たちは自らの成長を実感し、「勝利」に向かって進みます。

 全学生たちへの健闘のご祈念を何卒お願い致します。

 最後になりましたが、本大会に携わる全ての皆様に深い感謝と御礼を申し上げ、挨拶とさせて頂きます。