早稲田大学漕艇部 コーチ 高橋 拓哉(平成26年早大卒)
まずは本日のレースが無事に開催されることに対して、ご尽力、ご支援いただいている関係者の皆様にコーチ代表として厚く御礼申し上げます。
2020年のレース中断を経て、2021年の再開後コロナ禍では本年が3度目の開催となり、4年ぶりに応援団や来賓、保護者の方々を招いてのレースとなります。
昨年5月の全日本選手権を皮切りにボート界も徐々に有観客試合へシフトしていき、各レースの決勝や対校戦では観客が大いに盛り上がる様子が戻ってきました。
とりわけ早慶レガッタにおいては地元の皆様をはじめ、多くのローイングファンの方々に支えられているため、ゴールとなる桜橋が大いに湧く様子、そしてその歓声を背に両校クルーが頼もしく漕ぐ姿を久々に見れるのがとても楽しみです。
早稲田大学漕艇部は、2021年秋に木目田監督に体制変更し、チームスローガン「One WASEDA」に加え、組織体制では「議論、議論、議論」を合言葉に選手同士が活発に考え話し合い、コーチングスタッフ一同でそれを支援するよう築いてまいりました。
2023年3月より阿二新監督の体制となりましたが、その原点は変わらずに今シーズンを戦い抜く所存です。
究極のチームスポーツとも言われるボート競技では、様々な局面でチーム及びクルー単位においてコミュニケーションや意思疎通が必要不可欠です。
2022年シーズンを振り返った際に、海の森水上競技場で初めて開催された全日本選手権が、まさに選手だけでなくマネージャー、トレーナー、スタッフが一丸となり、意見を交わしながらそれぞれの役割を大いに発揮する機会でした。
この運営面を支える組織力こそ弊部の最も強みであると実感しております。
本年の早慶レガッタではこの進化したチーム、クルーが一枚岩となり、真の「One WASEDA」の底力を完全優勝という形で証明できるように臨んでまいります。