早稲田 HCご挨拶

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、昨年は早慶レガッタをはじめ、東京五輪、世界選手権等様々な大会が延期・中止となった中、社会的に困難な情勢であるにもかかわらず、伝統の一戦「早慶レガッタ」の炎が消えず、Withコロナ時代の幕開けとして、こうして隅田川に戻って来られたことは、ひとえに警察、消防、地域の皆様、多くのご協賛各社、膨大な時間をかけてこの場を設定頂きました早慶運営委員会の皆様等の多大なるご支援、ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。

早稲田大学漕艇部は、「隅田で漕ぎたい」と願う代わりに最大限の感染対策を講じてきました。都内へ向けて戸田橋は渡らない、全員のPCR検査の実施、買出担当以外の外出禁止、外食・外泊の自粛等々、大学の掲げる制限より厳しい制限を課してきました。これは学生の意思で決断したことです。これら以外にも「合宿所が日本一安全」と言い切れるレベルでの感染対策を講じ、学生は一つ屋根の下で勝利への想いを育ててきました。技術面では、外部より元オリンピアンの中野アドバイザーをお招きし、新たなコーチング体制を構築しております。これまでの海外交流事業(クロアチア遠征)での気づき・発見とひとつひとつ照らし合わせながら、勝つためのローイングスタイルの習得、選手を育てるWASEDA Way確立のために「正しいことを徹底する」ことの大切さを実感しています。

Withコロナ時代の幕開けとして、早慶エイトが都心を貫く隅田川を漕ぎ上ることが、ボート競技者だけでなく、社会や地域、そしてスポーツ界に勇気を与える、そんな大会になってほしいという願いが、一度隅田川を離れたことでより強くなりました。監督、コーチ、選手、マネージャー、トレーナー、役割はそれぞれでありますが、今日はそれぞれの場で一年越しの想いを「完全優勝」で結実させましょう。

また、最後になりますが、ボートの経験・未経験問わず、全国各地から集まった学生で勝ち取るインカレ、全日本選手権の優勝はすべてのOB・OGの悲願です。早慶レガッタに多くの高校アスリートの皆様がご興味を持ち、理念にご理解をいただき、本学への入学・入部を目指していただけるきっかけになれば幸いです。