早稲田大学総長 田中愛治(昭和50年早大卒)
春の隅田川の風物詩「早慶レガッタ」が今年もやってまいりました。本大会は、1905 年
に隅田川向島で第一回大会が開催されて以降、120 年以上もの歳月をかけて受け継がれる
伝統のある大会です。
⻑い⻑い年月のなか、様々な困難に見舞われながらも多くの方々のご理解とご協力、そ
して何より熱い応援に支えられ今日を迎えることができました。
惜しみないご支援をいただきました皆々様に早稲田大学を代表して厚くお礼申し上げま
す。
早慶戦は学生スポーツにおける究極の対校戦といわれ、試合に出場する選手はもちろん
のこと、会場で応援する観客や全国の校友など全ての人々が一体となり、熱狂の渦を生み
出す魅力を持っています。私も、学生時代は体育局(現・競技スポーツセンター)空手部
で 4 年間を過ごし、早慶戦の重みは実体験としても十二分に理解しております。
早大漕艇部は、昨年の大会では第 87 回大会以来、7 年ぶりの完全優勝という輝かしい成
果を成し遂げております。さらに、同年の全日本大学ローイング選手権においても優勝し
た男子エイトを含め、大会に出場した全クルーが A 決勝進出を成し遂げるなど、まさに覇
者早稲田としての実力を全国に知らしめる栄光の年になったかと思います。新体制となり
昨年度から更に進化した早大漕艇部が、日頃から積み重ねてきた努力と仲間を信じ、練習
の成果を遺憾なく発揮し、2 年連続完全優勝という目標を達成してくれるものと確信して
おります。
両校選手諸君が伝統の早慶戦の名に相応しく、正々堂々と戦い、観客の皆さんに熱い感
動と歓喜を届けてくれることを、そして、早慶レガッタの歴史に永くその名を残す新たな
名勝負が展開されることを、心より期待しています。
最後になりましたが、わが早稲田大学の盟友であり永遠のライバルであります慶應義塾
大学及び同大学端艇部の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。