早稲田大学総長 ご挨拶

春の隅田川の風物詩「早慶レガッタ」が今年もやってまいりました。

本大会は、1905年に隅田川向島で第1回大会が開催されて以来、戦争などによる中断、河川汚染、橋梁工事、そして東日本大震災による代替地での開催など、様々な困難にみまわれながらも、多くのファンや両校の学生・校友による熱気あふれる応援、また流域の関係自治体及び地元町会の皆様、警視庁・東京消防庁の皆様のご理解とご協力に支えられ、110年以上もの長きにわたり人々に感動を与え続けてきました。

本大会の実施にあたり、惜しみないご支援・ご協力をいただきました方々に、早稲田大学を代表して心からの御礼を申し上げます。

早慶戦は、学生スポーツにおける究極の対校戦といわれ、試合に出場する選手はもちろんのこと、会場で応援する観客や全国の校友など全ての人々が一体となり、熱狂の渦を生み出す魅力を持っています。

私も学生時代は体育局(現・競技スポーツセンター)空手部で4年間過ごし、早慶戦の重みは実体験としても十二分に理解しています。

早大漕艇部は、昨年の大会では女子対校エイトで節目となる30連覇を成し遂げ、男子対校エイトでも3連覇を達成したものの、男子第二エイトでは大変悔しい結果となってしまいました。

選手諸君は極度の緊張感に包まれていると思いますが、日頃から積み重ねてきた努力とチームメイトを信じ、練習の成果をいかんなく発揮し、勝利の凱歌をあげてくれるものと確信しています。

両校選手諸君が伝統の早慶戦の名にふさわしく、正々堂々と戦い、観客のみなさんに熱い感動と歓喜を届けてくれることを、そして、早慶レガッタの歴史に永くその名を残す新たな名勝負が展開されることを、心より期待しています。

最後になりましたが、わが早稲田大学の永遠のライバルであります慶應義塾大学および同大学端艇部の益々のご発展を心からお祈り申し上げます。