三田漕艇倶楽部 会長 平岡英介(昭和45年慶大卒)
本年も第95回早慶対校競漕大会を隅田川で開催できることは感謝に堪えません。
早慶両校のクルーも与えられた環境に感謝し、全力を尽して白熱のレースをお見せするものと確信しています。
これも偏に本大会の開催に際しご理解ご指導ご支援を賜りました早慶両大学・東京都及び墨田区台東区中央区江東区・警視庁及び各警察署・東京消防庁・漁業組合・屋形船組合・地元観光協会及び各町会・その他関係官庁の多数の関係先のご協力の賜物と感謝申し上げます。
多額の経費が掛かる河川でのレガッタに、ご協賛頂いた各社様に心から御礼申し上げます。
多くの観客にお越し頂く大イベントとなった早慶レガッタですが、イベント会社や広告代理店に頼ること無く、若手 OB・OGと学生マネージャーが半年以上前から準備を進め各種許認可の取得・関係先への協力依頼・広告集めを取り進め、当日のコース設営や事故の無い安全な運営を自らの手で開催させて頂いております。これは若手先輩や学生に負担ではありますが貴重な経験であり、良き伝統と思います。
ここ数年の早慶レガッタは手に汗を握る両クルーが全力を出し切る白熱したレースが続きましたが、残念ながら昨年は慶應が大敗する結果となりました。良きライバルであり宿敵でもある昨年の早稲田対校エイトは素晴らしい漕ぎでした。更に磨きをかけた艇速で昨年9月の大学選手権では常勝の日本大学を押さえ、見事に優勝を飾り心から祝福と敬意を表す次第です。
今年の慶應クルーは新監督を迎え新体制で厳しい練習に励み、早稲田クルー対して挑戦者として早慶レガッタの勝利を目指しております。
ご存じの通りローイングは、一糸乱れぬ完璧なユニフォミティが求められる究極のチームスポーツと言えます。
如何にそれを実現出来るかが勝敗を分けます。
夢を持ち目標を立て実現のプロセスを作成し、課題と欠点を分析しそれを克服していくことで初めて理想のローイングとなります。
単に栄えある伝統の慶応義塾體育會端艇部員となって三色のブレードを漕ぐのではなく、福沢精神である「気品の泉源」「智徳の模範」「社会の先導者」の実現に向かって切磋琢磨することにより、素晴らしい人間力と人間性を身に付けることになります。
河川でのレースは、うねりの強い波や強い風の影響もあり、
予想以上の波で思うようにローイング出来ないこともありますが、これが川のレースの醍醐味でもあり真の実力を発揮して乗り越えて貰いたいと思いますが、勿論事故の無い安全を最優先した運営をいたします。
最後になりますがオアーズマンシップの根底である、相手のクルーに対する敬意と礼儀は絶対に忘れずに、白熱した素晴らしいレースになることと確信します。