稲門艇友会会長ご挨拶

稲門艇友会 会長 西田晴之(昭和53年早大卒) 


 第93回早慶レガッタを今年も隅田川で開催できますことはこの上ない喜びであります。

開催にあたりご尽力を賜りました関係当局の皆様、ご協賛いただきました各種企業の皆様に心より感謝申し上げます。

隅田川の春の風物詩といわれる早慶レガッタは、対校戦ならではの「勝つか負けるか」というマッチレースです。部員諸君は、まず隅田川という最高の舞台でレースができるということに感謝し、仲間を信じて最後の一本まで気を許すことなく漕ぎ続けて欲しいと思います。

早慶レガッタは、その年の最初のビッグレースであり、今年一年のクルーの成績を左右する重要なレースだと思っています。それは、この日のためにどれだけ漕ぎ込み、クルーとして、個人としてどれだけ成長できたかを体現するレースだからです。

 年を重ねるにつれ、好天の下で全レースが無事に終了することが何よりと感じるようになりましたが、昨年は女子のレースを除き思わぬ大敗を喫してしまい今回は是が非でも全てのレースに勝って欲しいという思いです。部員も指導陣と一丸となって勝利に向け取り組んでいると聞いております。

 両校の部員諸君には、切磋琢磨したクルー同志の手に汗握るレースを期待しています。今年はフランス・パリでオリンピック・パラリンピックが開催されます。早慶レガッタを機に両校の部員が更に精進され世界で活躍されることを祈念いたします。

昨年のこの時期、コロナウイルス感染症の対策が緩和されておりましたが、まだどこかで大声での応援は差しさわりがあるような気がしておりました。今年はOB・OG諸兄をはじめご家族の皆さまにはぜひ隅田川まで足を運んでいただき、応援団と共に後輩たちの雄姿をご覧のうえ大きな声で応援していただきますようよろしくお願いいたします。

  最後に地域の皆さんをはじめ、開催に向け寸暇を惜しんで諸準備にあたられた準備委員会、OB・OG諸兄、監督・コーチ・スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。