稲門艇友会 会長 西田晴之(昭和53年早大卒)
第94回早慶レガッタを今年も最高の舞台である隅田川で開催させていただくことになりました。
開催にあたり、ご協賛いただきました各種企業の皆様、ご後援、ご協力を賜りました関係当局の皆様に心より感謝申し上げます。
ここ数年の対校エイトは、一昨年を除き手に汗を握るレースが多く、昨年はスタートからゴールまで一瞬も目が離せず、激励にみえられた早稲田大学田中総長も観覧テントからゴール付近まで走って応援して下さるという素晴らしいレースでした。女子は昨年3年ぶりのエイトとなりましたがスタートからゴールまで力強く安定した漕ぎを見せてくれました。今年も大いに期待したいと思います。課題は第2エイト、次の世代に繋がる部員の育成・強化です。部員もよくその状況を理解し一丸となって日々のトレーニングに取り組んでいると聞いております。
早慶レガッタの醍醐味は、「一発勝負」、思うようなレースが展開できたかできなかったか、それが「勝つか負けるか」、「泣くか笑うか」に直結するところにあります。部員諸君は、日頃積み重ねてきた努力と仲間を信じて最後の一本まで自信を持ってオールを引いて欲しいと思います。
昨年は、早慶レガッタ対校エイトで勝利し、全日本選手権では思うような結果は出ませんでしたが、全日本インカレではエントリーしたクルーが全て最終日まで残り全体的にレベルアップしたことを感じさせてくれました。今年も早慶レガッタで勝利し一段と飛躍した姿を見せてくれることを期待しています。
両校の部員諸君には好天の下、練習で培った体力・技術の全てを出し切り、悔いの無いレースとなるよう祈念いたします。そして、早慶レガッタを機に更に精進され世界で活躍されることを期待しています。
OB・OG諸兄姉をはじめご家族の皆様にはぜひ隅田川まで足をお運びいただき、応援団と共に後輩たちの雄姿に大きな声援を送っていただきますようお願いいたします。
最後に地域の皆様をはじめ、開催に向け寸暇を惜しんで諸準備にあたられた運営委員会、OB・OG諸兄姉、そして、監督・コーチ・スタッフ・マネージャー・サポートメンバーなど関係された全ての皆様に重ねて厚く御礼申し上げます。